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小学校受験の補欠・繰り上げ合格・2次募集連絡の方法・いつまで待つか・入学金の期限との関係(学校公式の募集要項で確かめる)

解説出典の確認日 2026年10月19日

小学校受験の「補欠(ほけつ)」とは、合格にはならなかったものの、合格した人の中から入学をやめる人(辞退する人)が出たときに、代わりに合格になる順番を待つ立場のことです。順番が来て合格になることを「繰り上げ合格」と呼びます。補欠を設けるかどうか、どう知らせるか、いつまで連絡するかは、学校ごとに違います。

結論

  • 109校の公式サイトのうち、補欠や繰り上げ合格のしくみを書いている学校は18校です。繰り上げの連絡は電話と書く学校が4校あります。
  • 繰り上げの連絡は、合格者の入学手続きの締め切りのあとに始まります。連絡の期限を書いている5校は、12月20日前後から3月末までと幅があります。
  • 2次募集を行うと書いている学校は2校です。それとは別に、11月10日以降にも考査がある学校が52校あります。
学校公式の記載 学校数
補欠・繰り上げのしくみを書いている 18校
繰り上げを電話で知らせる 4校
補欠をWeb画面で知らせる 4校
連絡の期限を書いている 5校
補欠は行わないと書いている 1校
2次募集を書いている 2校

調べたのは、学校一覧に載せている109校の公式サイトの募集要項(学校が出す受験の案内)・Q&A・学校案内です。2026年10月19日に読み、新1年生の入試の補欠・繰り上げ合格について書いている学校だけを数えました。記載が見つからない学校は、補欠が無いという意味ではないので、数に入れていません。

志望校の合格発表の日と入学手続きの締め切りは、学校一覧の各校のページで見られます。

補欠から繰り上げ合格までの流れ

補欠になったことを、合格発表の画面で知らせる学校があります。たとえば東京農業大学稲花小学校は、2027年度の募集要項で補欠と繰り上げ合格の流れを次のように書いています。

東京農業大学稲花小学校の補欠と繰り上げ合格(2027年度の募集要項から)
合格発表合格発表の画面に「補欠」と表示される
合格者の入学手続き入学金250,000円の締切は11月16日(月)13:00(Web入金の締切)
繰り上げの連絡入学手続書類の提出締切日以降、補欠の中から成績順に電話
窓口で入学手続き繰上合格者の入学手続は学校の窓口だけ

稲花小学校の募集要項には、「合格」にならなかった人のうち、成績が上位の一定数の人に「補欠」を知らせると書かれています。補欠の人数や順位は公表せず、「いつまで行うのか」という問い合わせにも答えないとしています。

一方で、補欠の順番を知らせる学校もあります。立教小学校は、補欠になった人には合格発表サイトに「補欠順位」が表示されると書いています。

補欠の知らせ方の3通り(学校公式の記載から)

補欠と知らせる

  • 立教小学校:合格発表サイトに補欠順位
  • 立教女学院小学校:合格発表サイトで補欠と表示
  • 聖心女子学院初等科:マイページで「合」「否」「繰り上げ合格候補者」が分かる

事前に知らせない

  • 桐朋小学校:欠員が出たら選考結果の順にくり上げる。事前の「補欠」の通知はない

補欠を設けない

  • 星野学園小学校:補欠合格は行わない予定
  • お茶の水女子大学附属小学校:補欠合格の枠は無いが、辞退者が出たら繰り上げて入学候補者とすることがある

国立の学校にも、補欠を設ける学校があります。東京学芸大学附属大泉小学校は、2027年度の公示に補欠合格も発表すると書いています。

補欠になる理由を書いている学校もあります。玉川学園小学部は、合格基準点を超えても、定員の関係で補欠になる場合があると書いています。

連絡の方法といつまで待つか

繰り上げの連絡は、電話で来ると書く学校が4校あります。出願のときに登録した電話番号に学校からかかってくるので、出願の画面には、日中もすぐに出られる番号を入れておくと安心です。

学校 連絡の方法 連絡の期限
東京農業大学稲花 電話(9〜20時) 3月末まで
立教 電話 記載なし
立教女学院 電話 2027年3月31日
光塩女子学院 電話 記載なし
桐朋 メール 3月30日
吉祥寺学園 記載なし 12月20日前後

稲花小学校は、出願時に登録した「連絡時第1優先電話番号」に電話をかけると書いていて、時間帯はおおむね9時から20時までです。光塩女子学院初等科は「電話が通じないという理由で繰り上げ合格を取り消すことはない」と書いています。

桐朋小学校はメールで知らせ、繰り上げ合格者の入学手続金はタイトな日程での納入期限になると書いています。なので、出願のときには、毎日見るメールアドレスを登録してください。

連絡がいつまで来るかは、学校によって大きく違います。たとえば吉祥寺学園初等部は、補欠の有効期限を「同年12月20日前後まで」としています。

稲花小学校は3月末まで連絡する可能性があると書く一方で、過去の年度は、2月中旬以降の入学辞退は無かったとも書いています。トキワ松学園小学校は補欠合格者を男女それぞれ出し、2月に欠員が出て繰り上げ合格になることもあると書いています。

実際にいつまで繰り上げが続いたかを、公式に一覧で出している学校もあります。東京学芸大学附属小金井小学校の令和8年度(2026年4月入学)の一覧は、次のとおりです。

東京学芸大学附属小金井小学校の繰り上げ合格(令和8年度の公式の一覧から)
最初の繰り上げ2025年12月9日
最後の繰り上げ男子2月4日・女子2月2日
受付の終わり2026年2月6日(金)17:00以降の辞退では、繰り上げ合格を行わない

小金井小学校の一覧では、男子・女子とも順位20まで繰り上げが出ています。ただし、繰り上げで合格になった人がさらに辞退した行(一覧の「辞」の印)もあります。

入学金の期限との関係

補欠の結果を待つときに一番迷うのは、ほかに合格した学校の入学金をどうするかです。繰り上げの連絡は、合格した人の入学手続きの締め切りが過ぎてから始まります。なので、補欠の学校の結果が出る前に、合格した学校の入学金の期限が来ることになります。

たとえば光塩女子学院初等科の2027年度は、合格発表が11月6日(金)9:00〜13:00(Web)、入学手続きの期間は2026年11月6日(金)9:00〜13:00です。繰り上げ合格の電話は、この締め切りのあとの11月6日(金)13:30以降に電話で連絡と書かれています。

ほかの学校の入学金の期限は、もっと早いことがあります。白百合学園小学校の2027年度は、合格発表が11月2日13時(Web)で、入学金を納める期限は2026年11月2日(月)13:00〜23:59です。

入学金は、納めたあとに辞退しても戻らないと書く学校があります。たとえば立教小学校は「一度納めた入学金は、どんな理由でも返さない」と書いています。

補欠の結果を待つ間の予定表の例数字は仮

  1. ①11月2日B校に合格。入学金の期限は当日の夜B校の入学金を払うかどうかは、A校の結果を待たずに決めることになります
  2. ②11月6日第一志望のA校は補欠A校の募集要項で、連絡の方法(電話かメールか)と期限を確かめます
  3. ③11月下旬〜A校の繰り上げの連絡を待つ繰り上げの連絡は、合格者の手続きの締め切りのあとに始まります
  4. ④3月末A校の連絡の期限期限を書いていない学校もあります。書いていなければ、いつまで待つかは家庭で決めておきます

予定表の学校と日付は、考え方を見せるための仮のものです。B校の入学金を払ってA校の連絡を待つか、B校に決めるかは、それぞれの学校の入学金と、辞退したときに戻るお金で比べてください。

辞退したときに戻るお金・戻らないお金は、小学校受験の費用で学校ごとに並べています。合格発表と入学金の期限の並べ方は、2027年度の日程と併願の組み方で説明しています。

2次募集と、あとの回の考査

2次募集とは、最初の入試で入学する人数が埋まらなかったときなどに、もう一度受験生を募ることです。2027年度の新1年生の入試で、2次募集を行うと公式に書いている学校は2校です。

2次募集を書いている学校(2027年度)

シュタイナー学園初等部

  • 必要に応じて二次募集。12月上旬に学校のホームページに載せる予定
  • 同じ年度・同じ学年に出願できるのは1度だけ

淑徳小学校

  • 一般入学試験 二次募集(若干名)
  • 日にちは11月7日(土)。一般入学試験に準じる

前の年度に、新1年生の欠員募集(入学をやめた人の分の募集)を行った学校もあります。啓明学園初等学校は、2026年4月に入学する新1年生について、2025年12月16日〜2026年1月15日の期間にWeb出願で募集しました。

このように、2次募集や欠員募集は、12月から1月にかけて学校のホームページで知らせる学校があります。志望校のホームページは、考査が終わったあとも時々見ておいてください。2次募集とは別に、最初から日程が決まっている2回目・3回目の入試(第2回やB日程など)もあります。

  • 11月10日以降にも考査がある学校:52校
  • 12月以降にも考査がある学校:22校
  • 2027年1月にも考査がある学校:6校

11月10日以降の回は11月10日以降にも考査がある学校で、12月・1月の回は12月以降にも考査がある学校で、出願の締め切りと一緒に見られます。

私立や国立に入学しない場合は、住んでいる市区町村の公立小学校に入学します。公立の小学校の入学の通知を出す期限は、国の決まりで翌学年の初めから2か月前まで(1月末まで)です。

今日やること

  1. 1志望校の補欠の記載を読む募集要項とQ&Aで「補欠」「繰り上げ」を探し、連絡の方法(電話・メール・Web)と期限を書き出す
  2. 2連絡先を見直す出願の画面に、日中もすぐに出られる電話番号と、毎日見るメールアドレスが入っているかを確かめる
  3. 3入学金の期限を並べる合格した学校の入学金の期限と、補欠の学校の連絡の期限を1枚の予定表に書き、どこまで待つかを決めておく

Sources / 出典