首都圏の私立・国立小学校 受験データ

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私立小学校の編入試験・転入試験首都圏109校の公式サイトで確かめた学年・時期・帰国生の受け入れ

解説出典の確認日 2026年10月19日

編入試験・転入試験とは、4月に1年生として入学するのではなく、2年生以上の学年から(または学年の途中から)学校に入るための試験のことです。私立小学校では、学校によって「編入試験」「転入試験」「転編入試験」などと呼び方が違います。

結論

  • 学校一覧の109校の公式サイトを見ると、編入・転入を案内している私立は76校です。
  • そのうち31校は、欠員(やめた子がいて空いた席)が出たときだけ行います。学年と時期は年度ごとに変わるので、志望校のページで確かめてください。
  • 帰国生の受け入れを書く学校は31校です。編入を行わないと公式に書く学校も4校あります。

2026年10月19日に、学校一覧の109校の公式サイトを1校ずつ開いて、編入・転入の記載を確かめた結果は次のとおりです。

公式サイトの記載 学校数
編入・転入を案内(私立) 76校
いまは募集していない 6校
行わないと明記 4校
帰国生だけ(国立) 4校
記載が見つからない 17校
確かめられず 2校

「確かめられず」は、当日に公式サイトへ接続できなかった暁星小学校と、ページの本文を読み取れなかった星野学園小学校です。この2校と「記載が見つからない」学校は、下の表に入れていません。

編入と転入の違い

学校によっては、日本の小学校から移ることを「転入」、海外の学校から入ることを「編入」と呼び分けています。たとえば明星小学校は、転入学(国内)は年に一度、編入学(海外帰国児童)は随時受け入れていると書いています。

転入と編入(学校公式の書き分け)

転入

  • 日本の小学校に通っている子が移ってくる
  • 聖心女子学院初等科の5年生の募集では、原則として国立か公立の小学校の4年生が対象

編入

  • 海外の学校から帰国して入る
  • 明星小学校は、海外から帰国した子の編入学を随時受け付ける

ただし、多くの学校は2つをまとめて「転編入」と書き、同じ試験で受け付けています。なので、言葉の違いより、志望校の案内に書かれた「対象となる子」の欄を読んでください。

受け入れの3つの形

編入・転入を案内している私立76校の書き方を読むと、受け入れの形は大きく3つに分かれます。1つの学校が2つ以上の形を合わせていることもあります。

受け入れの3つの形(学校公式の記載から)

欠員のときだけ

  • やめた子がいて席が空いた学年だけ試験をする
  • 森村学園初等部は、欠員が生じた場合のみ年に3回
  • 青山学院初等部は、欠員が出たときに実施

名簿に登録

  • 希望者が登録し、欠員が出たら学校から連絡が来る
  • 桐光学園小学校は、編入希望者名簿に登録できる
  • 登録の有効期限が年度末までの学校もある

随時・相談

  • 決まった試験日を置かず、事情に合わせて行う
  • 川村小学校は、転編入学試験を随時実施
  • 転勤や帰国のときだけ随時という学校もある

欠員があるときだけ行うと書いている学校は31校、名簿やフォームに登録する仕組みを書いている学校は11校です。欠員のときだけの学校では、今年は試験があっても、来年は無いことがあります。

名簿に登録する学校では、入学までの流れはおおむね次のようになります。

名簿に登録する学校の流れ
名簿に登録する学校のフォームや申込用紙で、学年と連絡先を伝える
欠員が出たら連絡が来る学校のホームページでも試験を知らせる
出願・試験国語・算数の筆記と面接を行う学校がある
次の学期から通う4月・9月など、学期の初めから通う

試験の中身は学校ごとに違うので、学校の案内で確かめてください。たとえば聖マリア小学校は国語・算数の試験と親子面接、国立音楽大学附属小学校は国語・算数のペーパーテスト、児童面接、保護者面接と書いています。

東京都の学校(39校)

表の学年と時期は、2026年10月19日に見た、それぞれの学校の直近の案内の記載です。学年は「新2年」のように4月から上がる学年で書く学校と、いまの学年で書く学校があります。

学校 学年 時期
立教 5年(男子) 7月
新渡戸文化 1・3・4年 年2回ほど
東京シューレ江戸川 — 説明会から
晃華学園 — 7月・2月
啓明学園 6年1学期まで 年に複数回
むさしの学園 空きのある学年 2月
白百合学園 年度で違う 12月に掲載
トキワ松学園 1〜5年 7月・2月
東京都市大学付属 3年・5年 7月
和光 欠員の学年 —
川村 1〜6年 随時
聖学院 欠員の学年 年度末
明星学園 欠員の学年 7・12・3月
帝京大学 新2〜4年 12月
東星学園 4年まで 随時相談
青山学院 欠員の学年 欠員のとき
田園調布雙葉 新2・3・6年なし 2027年度に実施
聖ドミニコ学園 1・2年 10月
立教女学院 1〜4年 7月末・3月末
サレジアン国際学園 インター2年 12月
成蹊 新5年 2月
明星 新2・3年 年1回
聖徳学園 1年 6月
東洋英和女学院 4年 1月
清明学園 — 登録制
光塩女子学院 1〜4年 3学期末
東京三育 — 随時相談
桐朋 欠員の学年 年2回
国立学園 1〜4年 9月入学
自由学園 1〜5年 7月
和光鶴川 空きのある学年 欠員のとき
聖心女子学院 5年・1〜2年 1月・7月
日本女子大学附属豊明 新4年(女子) 12月
東京農業大学稲花 欠員の学年 随時
淑徳 1〜4年 年度末
桐朋学園 新4・5年(女子) 3月
玉川学園 新2〜6年 2月
国立音楽大学附属 1〜5年 1・3学期末
吉祥寺学園 — 2月

学校名を押すと、その学校の公式サイトの転入・編入の案内が開きます。たとえば成蹊小学校は「2027年度新5年生転・編入学試験(4月入学生)」、東洋英和女学院小学部は「2027年度 第4学年児童若干名を募集」と、その年の学年だけを募集しています。

白百合学園小学校のように、2027年度の転・編入募集は2026年12月に掲載と、次の募集を掲載する時期を書く学校もあります。

神奈川県の学校(25校)

神奈川県には、聖セシリア小学校・森村学園初等部・カリタス小学校のように、年に3回試験を行うと書く学校があります。

学校 学年 時期
鎌倉女子大学 現1〜4年 1月
聖ヨゼフ学園 欠員の学年 欠員のとき
LCA国際 1〜5年 随時
関東学院 2・4年 6月
日本大学藤沢 2〜4年 7月
聖セシリア 1〜5年 年3回
精華 1〜5年 欠員のとき
七沢希望の丘 1〜4年 個別相談
森村学園 欠員の学年 年3回
関東学院六浦 1〜5年 7月・1月
清泉 新2〜5年 随時
横須賀学院 1〜5年 年2回
相模女子大学 回ごとに違う 年に複数回
大西学園 — 随時相談
横浜三育 — 新入学と同じ
シュタイナー学園 2年から 4月入学
捜真 欠員の学年 欠員のとき
湘南白百合学園 2〜4年 7月・1月
聖マリア — 2月
桐蔭学園 海外からのみ 問い合わせ
桐光学園 1〜3年 3月ごろ
湘南学園 1〜5年 6月・2月
横浜雙葉 新3年 2月
カリタス 1〜5年 7・12・3月
平和学園 1〜4年 7・12・3月

横浜雙葉小学校の2027年度の案内は「第3学年(2027年度新3年生)のみ若干名」です。このように、1つの学年だけを募集する年もあります。

千葉県・埼玉県の学校(9校・3校)

千葉県と埼玉県で、編入・転入を案内している私立の学校です。

学校 学年 時期
昭和学院 2年 7月
千葉日本大学第一 1〜5年 7月・1月
国府台女子学院 新2〜5年 2月
暁星国際 各学年 年3回
暁星国際流山 欠員の学年 11月
成田高等学校付属 1年 8月
日出学園 1〜5年 年3回
聖徳大学附属 1〜5年 年3回
幕張インターナショナルスクール 空きのある学年 年度の途中
西武学園文理 2〜4年 学期末
開智所沢 新3〜5年 1月
開智総合部 新5年 1月

千葉県の9校のうち6校は、海外から帰国する子の受け入れや随時の相談を書いています。埼玉県のさとえ学園小学校と浦和ルーテル学院小学校は、案内の欄はあるものの、いまは試験の予定が無いと書いています。

帰国生の受け入れ

海外から帰国する子の受け入れや、帰国の時期に合わせた試験・相談を書いている学校は、案内している私立のうち31校です。たとえばLCA国際小学校は、帰国生の編入を随時受け付けていると書いています。

一方で、帰国生のための特別の枠は無く、一般の子と同じ試験だと書く学校が3校あります。青山学院初等部は「海外からの帰国子女を受け入れる特別の枠はありません」と書いています。

国立の小学校で編入を案内しているのは、帰国生のための学級や、帰国児童の編入学です。案内している国立は4校で、千葉大学教育学部附属小学校には新4年生の補欠募集の案内もありますが、令和8年度の新4年生の補欠募集はなしと書いています。

国立の学校 帰国生の受け入れ
お茶の水女子大学附属 帰国児童教育学級(4・5年)
東京学芸大学附属大泉 国際学級(海外生活経験児童)
横浜国立大学教育学部附属横浜 帰国児童の編入学(3〜6年)
千葉大学教育学部附属 帰国児童学級(4〜6年)

たとえばお茶の水女子大学附属小学校は、帰国児童教育学級に入学する児童を募集すると書いています。国立には住所の条件(通学区域)もあるので、国立小学校の受験で区域も確かめてください。

行わない学校・いまは募集していない学校

編入・転入を行わないと公式に書いている学校が4校あります。理由も書いている学校があり、雙葉小学校は、復学(一度やめた子が戻る)の制度があるので欠員の補充はしていないと書いています。

行わないと公式に書いている学校

  1. ①慶應義塾幼稚舎中途編入募集や帰国子女特別枠募集などはありません1年生の入学試験だけで、2年生以上の募集は無い
  2. ①早稲田実業学校初等部編入学・転入学制度はございません1年生の入学試験だけで、2年生以上の募集は無い
  3. ②雙葉小学校復学制度があるので、欠員の補充はしていない在校生が戻る仕組み(復学)はあるが、外から入る募集ではない
  4. ①慶應義塾横浜初等部2年生以上の募集は行いません1年生の入学試験だけで、2年生以上の募集は無い

案内の欄はあるものの、いまは募集していないと書いている学校は6校です。たとえば成城学園初等学校は、編入学・転入学は欠員などの状況により募集するとしたうえで、いまは募集が無いと書いています。

また、桐蔭学園小学校は国内からの転入学は現在募集していないと書き、海外からの編入だけを問い合わせで受け付けています。上の神奈川県の表で「海外からのみ」とした学校です。

これらの学校は、欠員が出れば募集を始めることがあります。なので、志望校が「いまは募集なし」なら、案内のページをときどき開くか、学校に「募集が出たら知らせてもらえますか」と聞いておくと安心です。

公立の小学校から私立に移るときは、合格した学校の承諾書(入学を認める書類)を添えて、住んでいる市区町村の教育委員会に届け出ます。これは1年生で入るときと同じ国の決まり(学校教育法施行令)です。

1年生の4月から入るための受験の流れは、小学校受験とはと小学校受験のスケジュールで説明しています。

今日やること

  1. 1志望校の案内を開く上の表の学校名から、公式サイトの転入・編入の案内を開き、学年・時期・出願資格を見る
  2. 2名簿に登録する登録の仕組みがある学校は、学年と連絡先を登録する。有効期限が年度末までの学校は、4月に登録し直す
  3. 3学校に電話で聞く表に無い学校や「いまは募集なし」の学校には、「○年生の転入・編入の募集はありますか。募集が出たら知らせてもらえますか」と聞く

Sources / 出典