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首都圏の私立小学校、6年間の学費の分布東京・神奈川・千葉・埼玉の76校・77件を学校公式の金額で試算(最小・中央・最大)

解説

首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の私立小学校について、6年間の学費(入学時に払うお金と、1年生から6年生までの授業料・施設費など)を、学校公式の金額で試算しました。入学時の額と6年分の学費がそろう76校・77件(学校ごと、コースで学費が分かれる学校はコースごとに1件)の中央値は5,102,000円です。77件中46件、約6割が400万円以上600万円未満に集まっています。いまの額が6年続くとした試算で、改定(値上げ)は含みません。

結論

  • 6年合計の中央値は5,102,000円、最小は2,904,000円、最大は13,016,200円です(77件)。半分以上の件が400万円台か500万円台に入ります。
  • 1,000万円以上の3件は、LCA国際小学校・幕張インターナショナルスクール・昭和女子大学附属昭和小学校の国際コースで、いずれも学校名かコース名に「国際」「インターナショナル」が入ります。入学時の額が分からないサレジアン国際学園小学校のインターナショナルクラスも、確認できた額だけで10,896,000円です。
  • 1年目に払う額(入学時の額+1年生の学費)の中央値は1,155,000円です。件ごとに6年合計に占める割合を出すと、中央値は23%、範囲は19%〜28%です。

受験料・入学金・授業料の年額の分布と、寄付金・学校債の扱いは小学校受験の費用で、入学前の幼児教室や通信教育の費用は小学校受験の準備にかかる費用で説明しています。学校ごとの額は学費シミュレーターで並べて比べられます。

計算の条件

学校公式の募集要項・学費のページに書かれた金額を、項目ごとに原文つきで起こした学費の表(82件・79校)を使いました。対象は首都圏4都県の私立小学校で、コースで学費が分かれる学校は、コースごとに1件です。

  • 6年合計=入学時に払う額+1〜6年生の毎年の学費の合計。学年で額が変わる項目はその学年の額で、月額で集める項目は集金する月の数をかけて年額に直して足しました。
  • 給食費・教材費・積立金・制服などは6年合計に入れていません。
  • 寄付金・学校債など任意のお金と、受験料は入れていません。
  • 金額は各校が公式サイトに出している最新の額を固定して6年分足した試算で、改定は入れていません。

集計から外したものが2種類あります。公式に年額が書かれていない、または6年分の学年の額がそろわないため6年合計が出せないのが3校(4件)で、聖学院小学校・国立音楽大学附属小学校・吉祥寺学園初等部です。毎年の学費は6年分出せても、入学時の額が学費の表に無いのが1件(サレジアン国際学園小学校のインターナショナルクラス)で、これは6年合計ではなく、確認できた額の下限(10,896,000円以上)として別に書きます。

6年合計の分布

6年合計 件数(全77件)
300万円未満 1件
300万円台 14件
400万円台 21件
500万円台 25件
600万円台 6件
700万円台 4件
800万円台 2件
900万円台 1件
1,000万円以上 3件

いちばん多いのは500万円台、次が400万円台で、この2つで46件です。700万円台から900万円台は合わせて7件で、900万円台は慶應義塾横浜初等部(9,760,000円・2026年度の参考の額)だけです。

1,000万円以上の3件は、LCA国際小学校・幕張インターナショナルスクール・昭和女子大学附属昭和小学校の国際コースです。ここでは、学校名かコース名に「国際」「インターナショナル」が入るかで見ています。ただ、名前に「国際」が入る学校がすべて高いわけではありません。暁星国際小学校は5,237,400円、暁星国際流山小学校は3,884,000円です。

同じ学校の中でもコースで額が違います。昭和女子大学附属昭和小学校は探究コースが6,168,000円、国際コースが10,308,000円で、国際コースは探究コースの約1.67倍です。サレジアン国際学園小学校は星美クラスが5,487,000円、インターナショナルクラスは入学時の額を除いて10,896,000円で、片方が下限のため倍率は出していません。

最小は東京シューレ江戸川小学校の2,904,000円(2025年度の追加募集要項の額)、最大はLCA国際小学校の13,016,200円です。

都県別の中央値

都県 件数 6年合計の中央値
東京都 45件 5,454,600円
神奈川県 23件 4,568,000円
千葉県 7件 4,216,400円
埼玉県 2件 件数が少ないため出さない

今回の集計対象では、東京都の中央値が神奈川県より約89万円高くなっています。公式の額で6年合計を出せた学校・コースだけの比較で、都県の私立小学校すべての比較ではありません。

入学時に払う額と、1年目に払う額

入学時に払う額(入学金と、入学時だけの施設費など)の中央値は340,000円です(77件)。30万円未満が16件、30万円以上50万円未満が52件、50万円以上が9件で、最大はLCA国際小学校の1,300,000円です。

1年生の年の学費(毎年払う分)の中央値は780,000円で、入学時の額と合わせた1年目の中央値は1,155,000円です(どちらも77件)。1年目の額を6年合計で割った割合を件ごとに出すと、中央値は23%で、19%から28%のあいだに入ります。いつ払うかは費目と学校によって違い、入学金は合格発表のあと短い期限で納める学校が多くあります(期限の日数は入学金の期限と併願の順番で数えています)。

授業料などを月額で集める件が33件あります。月額の学校は、1か月分の額だけを見ると年額の学校より安く見えるので、集金する月の数をかけて年額で比べてください。

給食・教材などを足した参考試算

給食・教材・積立などのうち、公式に金額を確認できたものだけを6年合計に足すと、中央値は5,403,600円です。ただし、足す金額を1つ以上確認できたのは77件のうち45件で、ほかの件は足す額が0円のままです。学校ごとに確認できた項目の数が違うので、実際にかかる総額の中央値ではなく、公表額を確認できた追加費用を含む参考の試算です。

学校の額を見るとき

志望校の6年間の学費を出す
  1. 1額をそろえる学費シミュレーターで志望校を選び、入学時の額・毎年の額・6年合計を並べる
  2. 2内訳を見る項目の多い学校は学費の詳しいページ(例:聖マリア小学校・カリタス小学校・帝京大学小学校)で、払う時期と学年ごとの額を見る
  3. 3必要な費用を足す給食・教材・制服など、入学したら必ずかかる費用は6年合計に入っていない。募集要項の額を足し、改定の予定が書かれていないかも見る
  4. 4任意の費用は分けて書く寄付金・学校債など任意の費用は、必要な費用とは別の欄に書いておく

金額は、学校公式の募集要項・学費のページで2026年10月18日・19日に確かめたものです。改定の予定を書く学校もあるので、出願の前に各校の最新の額を見てください。