2019年02月08日更新
not only ~ but also … の意味は?相関接続詞についても分かりやすく解説します
〈not only ~ but also …〉 という形の文を学校の英語で学んだ記憶があるかと思います。これは、英語の文法の中で相関接続詞と言われるものの1つです。 ここでは、〈not only ~ but also …〉をはじめとする相関接続詞の文について説明します。

not only ~ but also … って何だろう?

  

   

中学や高校の英語のテキストに、必ず1つは〈not only ~ but also …〉という形の文が出てきたはずです。


なんとなく思い出せるけど、はっきり思い出せない、という人は、次を見てください。




He is not only an actor but also a great singer.

(彼は俳優であるばかりでなく、偉大なシンガーでもある


〈not only〉のすぐ後ろと、〈 but also 〉のすぐ後ろの部分には、それぞれ異なる職業の名前が

入っています。

そこで、それらの語の代わりにA, Bを入れて、〈not only A but also B〉としてみます。


日本語訳と照らし合わせてみると、

〈not only A but also B〉は、〈AばかりでなくBも(また)〉という意味だとわかります。

   

    


〈not only ~ but also …〉は相関接続詞のひとつ!

★英語の文法での〈接続詞〉とは?

    

英語の文法で〈接続詞〉というのは、

文の中で「そして」「しかし」「〜する時」「〜だが」などの意味を持って、

単語と単語、句節と句節を結びつける働きをする語のことをいいます。


接続詞についてはここでは詳しくは述べませんが、種類としては

・等位接続詞の and, but, or, nor, for など

・従属接続詞の when, if, that, though, because など

があります。

    


★相関接続詞とは?

     

   

英語では、こうした単体の接続詞のほかに、

等位接続詞の and, or, nor , but が他の語と結びついていて、新たな接続詞の語群を作ることがあります。


そのような and, or, nor , but が他の語と結びついていて生まれた接続詞の語群のことを、

〈相関接続詞〉と呼びます。


そういうわけで、等位接続詞の but が他の語と結びついた形の〈not only ~ but also …〉は、

相関接続詞のひとつなのです。



  

   


相関接続詞としての not only ~ but also … について

次に、等位接続詞が他の語と結びついていて新たに生まれた〈相関接続詞〉について、


〈not only ~ but also …〉を例に、その仕組みなどを詳しく見てみましょう。

   



★相関接続詞は A, B 2つの語句をつなぐ

   

 

先ほど挙げた〈not only ~ but also …〉の例文を再度見てみます。


He is not only an actor but also a great singer.

(彼は俳優であるばかりでなく、偉大なシンガーでもある。)




この文において、相関接続詞〈not only ~ but also …〉を

〈not only ~ but also …〉として、A, Bの部分に入る語を確認してみましょう。


A:〈an actor〉

B:〈a great singer〉

という2つの語句をつないでいます。

            

相関接続詞〈not only ~ but also …〉によって、A, Bの2つの語句がつながれているのがわかります。

   

     



★AもBも原則として同じ品詞・種類の語句になる!

       

          

さらに、上の文で〈not only A but also B〉でつながれている 2つの語句を比べてみると、


A:〈an actor〉(俳優)=名詞

B:〈a great singer〉(偉大なシンガー)=名詞


AもBも、両方とも名詞であり、かつ両方とも〈職業名〉であることがわかります。




他の文でも確認してみましょう。


The weather here is not only hot but also humid.

(こちらの天候は暑いだけでなくムシムシしている。)


この文についても、つながれている 2つの語句を比べてみます。


A:〈hot〉(暑い)=形容詞

B:〈humid〉(ムシムシする)=形容詞


AもBも、両方とも形容詞であり、かつ両方とも〈天候を表す語〉となっています。

    


このように、

〈not only A but also B〉などの相関接続詞を使う場合、

つながれる語句 A、Bは、原則として同じ品詞であり、かつ同じ種類の語句になるのです。


語句 A、Bに入るのは、

名詞どうし、形容詞どうし、さらに副詞どうし、動詞どうしなどもあります。



特に、動詞どうしがつなげられている文について、次の項目で確認してみましょう。

      

    

   

★相関接続詞は動詞どうしもつなぐ!

       

          

例えば、相関接続詞〈not only A but also B〉で、動詞どうしをつなぐと、こんなふうになります。


Judy not only did the shopping but also cooked the meal

(ジュディは買い物したばかりでなく、食事もこしらえた。)



この文では、つなげられている語句 A、Bは、


A:〈did the shopping〉(買い物した)=動詞節

B:〈cooked the meal〉(食事をこしらえた)=動詞節


と、やはり同じ動詞で、同じ種類の語句となっているのがわかりますね!

       

     

こうして、動詞どうしでもつなぐことができる、ということは

ぜひ覚えておきたいですね。

    

   


not only ~ but also … が少し変化している時もある

相関接続詞〈not only ~ but also …〉は、たまに少し形が変化している時もあります。


よくある変形について、次に記しておきます。


★〈not only ~ but …〉となってもOK

        

〈not only ~ but also …〉から、alsoが省略されることもあります。


省略されたとしても、やや丁寧さを欠くだけで、意味は変わりません。



先ほどの文を用いて、alsoの省略を試してみましょう。



He is not only an actor but also a great singer.

 ↓

He is not only an actor but a great singer.

(彼は俳優であるばかりでなく、偉大なシンガーでもある。)


このように、alsoの省略があっても、意味は変わりません。

           

    


★後ろのBに対して主語が代名詞として入る時がある

    

    

この文法も、説明するだけではわかりにくいので、まず実際の例文を見てみましょう。


Judy not only did the shopping but also cooked the meal. 

 ↓

Judy not only did the shopping but she also cooked the meal. 


(ジュディは買い物したばかりでなく、食事もこしらえた。)



下側の文では、

〈but〉と〈also〉の間に、後ろのB にあたる〈cooked 〜〉の主語である〈Judy〉が、

代名詞〈she〉となって入っています。


これは決して間違いではありません!

もともと、ここには主語が入るのです。


このように、改めて代名詞で主語を入れるのは、強調したいという話し手の気持ちの現れでもあるのでしょう。

   

 


〈not only A but also B〉の書き換えは〈B as well as A〉

★〈not only A but also B〉=〈B as well as A〉

〈not only A but also B〉の文には、書き換えのできる文があります。

〈B as well as A〉を使った文です。


これは、特に高校の中間・期末テストや、大学入試問題には必出の文法なので、

学生の人はよく覚えておいてください。



He is not only an actor but also a great singer.

 ↓

書き換え

He is a great singer as well as an actor.


(彼は俳優であるばかりでなく、偉大なシンガーでもある。)



このように、日本語訳自体は変わりません。

    

     

ただし、重大な注意点があります。

次の項目で、これについて述べたいと思います。

   

      


★〈not only A but also B〉→〈B as well as A〉のA, Bの語句は前後反対!

    

     

ところで、もうお気づきの方もいると思いますが、

〈not only A but also B〉の文から〈B as well as A〉に書き換える時は、

接続されるA, Bの語句は、前後反対に入れ替わります!



☆〈not only A but also B〉の文

 He is not only an actor but also a great singer.


前→A:〈an actor〉

後→B:〈a great singer〉

  


☆書き換え〈B as well as A〉の文

 He is a great singer as well as an actor.


前→B:〈a great singer〉

後→A:〈an actor〉



この接続される語句の入れ替えはとてもまちがえやすいので、

定期テストや大学入試の問題によく出されています。


〈not only A but also B〉と〈B as well as A〉の書き換えをする時は注意しましょう!

     


   


その他の相関接続詞

     

                

〈not only A but also B〉以外にも、英語でよく使われる相関接続詞がいくつかあります。

こちらに例を挙げておきます。



★both A and B(AもBも両方とも)


 I like both apples and oranges.

 (私はリンゴもオレンジも好きだ。)


★either A or B(AかBかどちらか一方)


 Either my father or I am going to visit you tomorrow.

 (私の父か私のどちらかが、明日あなたを訪問いたします。)


★neither A nor B(AもBもない)


 The people were neither amazed nor moved by his novels .

 (人々は彼の小説に驚きも感動も抱かなかった。)



このように、〈not only A but also B〉のほかの どの相関接続詞も、

AとB 2つの語句をつなげています。


そして、その2つの語句は、やはり同じ品詞かつ同じ種類の語句となっています。



〈not only A but also B〉だけでなく、これらの相関接続詞も

日頃からよく使われる表現なので、合わせて覚えておきましょう。      

   

     


まとめ

    

   

相関接続詞のひとつである

〈not only ~ but also …〉の訳し方や書き換え、

そして、その他の相関接続詞について学びました。



考えてみれば、人は、日々 多くのものの中から2つのものを取り出して、

あれこれ並べたり、見比べたりすることが多いようです。


だからこそ、相関接続詞は、どの表現も日常生活の中でよく使われているのでしょう。



その中でも、特に

〈not only ~ but also …〉は、特に使う頻度が高い文法であるかと思います。


しっかりマスターして、いろんな場面で使えるようにしましょう。

      

     

      


この記事の執筆者
スタモ編集部
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