2019年01月02日更新
関係副詞ってどんな文法?関係副詞がわからない人もぜひマスターしよう!
英語で、「文」と「文」を連結する言葉には、〈関係詞〉と〈接続詞〉という2種類がありますが、ここでは、関係副詞について詳しく説明いします!

英語で、「文」と「文」を連結する言葉には、〈関係詞〉と〈接続詞〉という2種類があります。


これらのうち、接続詞のほうは、単純に 文と文、あるいは単語と単語をつなぐという〈プラスする〉働きをしています。



それに対して、関係詞のほうはもう少し複雑な連結の働きをしています。


そのため、中学校の英語の授業では、関係詞の説明や、関係詞の中で最も代表的なものである〈関係代名詞〉の説明に、かなりの時間をとっていたかもしれません。


もしかしたら、英語の先生によって複雑な文法の説明がなされたために、「関係詞の文法はややこしい!「関係代名詞がいまいちわからない。苦手だなあ」と思われた方もいるでしょう。



しかも、高校英語になると、そこに〈関係副詞〉の文法まで加わり、さらにややこしい状況に。


関係副詞の説明があったとたんに、「関係代名詞でもう手一杯だったのに、さらに関係副詞なんてもう、意味がわからない!無理!」とあきらめた方はけっこう多いのではないでしょうか。




しかし、実際に理解しようと落ち着いて取り組んでみると、〈関係副詞〉は意外と簡単なものです。


ここでは、関係詞が苦手な方にも〈関係副詞〉の文法が理解できるように、ゆっくりと、なるべくわかりやすく説明してみたいと思います。


関係詞ってどんなもの?いくつか種類があるの?

・〈後置修飾〉で関係詞を使う、ってどういうこと?

日本語・英語に関わらず、ある1本の〔ペン〕について、そのペンがどういうペンなのかを説明したい時は、〔ペン〕という語を〈修飾する言葉〉、つまり〈詳しく説明する言葉〉をつけて説明しよう!と考えますよね。


そんな時、〈詳しく説明する言葉〉は〔ペン〕という語の前につくのか、後ろにつくのか、日本語の文・英語の文の両方の場合を見てみましょう。


☆〈青い〉という説明をつける時


日本語→  青いペン


英語→   a  bluepen


この〈青い〉=〈blue 〉という単なる単語で短い修飾部分は、日本語・英語のどちらの文でも、〔ペン〕という語の前についているのが分かります。


それでは、今度は〔ペン〕という語に、〈あの店で売られていた〉という文章風の長い説明をつけた文を見てみましょう。


☆〈あの店で売られていた〉という説明をつける時


日本語→  あの店で売られていたペン


英語→ 〔a penwhich was sold at that store


上の二つの文を見比べてみると、この〈あの店で売られていた〉=〈which was sold at that store〉という長い文章風の修飾部分は、日本語と英語では置き場所が異なっています!


日本語では、〔ペン〕という語の前についています。


しかし、英語では、ペン〕という語の後ろについています!


ここから、次の二つのことがわかります。


・日本語では、修飾部分が短い・長いにかかわらず、修飾部分は必ず名詞の前に置かれる。


英語では、修飾部分が文章風になっていて長い場合は、名詞の後ろに置かれる。


↑この英語における仕組みを、〈後置修飾〉と呼びます。


一般的に、英語では「大切なことを先に言う」という性質があります。そのため、日本語と違って、修飾部分がだらだらと長い場合は、先にメインの名詞を言ったあとで、その説明となる修飾部分を述べるのです。


そして、この〈修飾部分が文章風になっていて長い場合〉に名詞の後ろに置く際、

その前後を関係づける言葉として働くのが〈関係詞〉なのです。

   

ここで挙げた文では、〔a pen〕と、後ろの修飾部分を関係づける言葉として働いているのは〈which〉という語で、これが関係詞となっています。

・関係詞には〈関係代名詞〉と〈関係副詞〉の2つがある

関係詞には、大きく分けると〈関係代名詞〉と〈関係副詞〉の2つがあります。


まず、文法的な用語を用いてこれらを説明してみます。


・関係代名詞…2つの本をつなぐ〈接続詞〉と、前の名詞を受ける〈代名詞〉がひとつに合体したもの。


・関係副詞…2つの文をつなぐ〈接続詞〉が〈副詞〉の働きを兼ね備えたもの。


このように説明したら、関係詞の文法が苦手な方には、何のことだかますますわからなくなるかもしれませんね。


そこで、今はとりあえず


英語の文で、後置修飾に使われる関係詞には〈関係代名詞〉と〈関係副詞〉の2つがあり、

これら2つは別のものだ。


ということだけ認識しておいてください。


2つの関係詞の詳しい違いについては、これから実際に文の構造を見ながら、感覚的にゆっくりと理解していきましょう。

まず関係代名詞ってどんなもの?関係代名詞の働きは?

・関係代名詞って何だろう?

関係代名詞の働きについて理解するには、文法的な用語で説明するよりも、実際に関係代名詞を含む英文を見て、自分の感覚でそのイメージをつかんでいくのがおすすめです。



まず、先ほど後置修飾の説明の時にご紹介した関係代名詞の例を思い出してください。



日本語→  あの店で売られていたペン


英語→ 〔a penwhich was sold at that store


この文における〈which〉という語は、

実は、〔ペン〕という語を


 〔a pen〕,  a pen  


と、もう一度繰り返す代わりに、このように使われています。


 〔a pen〕 which 


これから後ろに、〔あの店で売られていた 〕という文書風の修飾部分をつけるため、とりあえずもう一度〔ペンは…〕というかんじで言いかけているのだ、と考えてみてください。


そして次に、which=〔ペン〕を主語にして、(ペンは)〔あの店で売られていた〕という文を作ってみましょう。


 〔a pen〕 which    was sold  at that store


これで完成です。

つまり、このwhichは〔ペン 〕の代わりに用いられた〈代名詞〉であり、〔a pen〕という語にひとつの文章(文章風の修飾部分)を関係づける働きもしています。


というわけで、このwhichを〈関係代名詞〉と呼ぶのです。

・前置詞の位置が2種類ある関係代名詞の文がある!

関係代名詞を使った文には、「前置詞の位置」が異なる2つの文を持つもあります。

前置詞の位置については、テストなどで頭を悩ませるポイントの一つで、とくに関係代名詞に前置詞がついた、in which などをテスト問題で見たことがある方は多いのではないでしょうか。


ここでは、その in which が何なのか、関係代名詞の文の作り方をたどりながら学んでいきましょう。


例えば、次の2文をひとつにしてみます。


・This is the house.(これはその家です。)

・I lived in the house in my early days.

   (私は幼い頃その家に住んでいました。)


→This is the house  which I lived in in my I early days.



この文における〈which〉は、前にご説明した関係代名詞の文法にのっとって、


 〔the house〕,  the house


と、もう一度繰り返す代わりに、このように使われています。


 〔the house〕 which 



ただし、先ほどの文と違うところは、これから後ろに〔私が幼い頃住んでいた 〕という文書風の修飾部分をつける際に、〔私が〕という〔住んでいた〕に対する主語を入れる必要がある点です。


そうなると、〔私が〕=〔I〕という単語は、ここに入れる必要があります。


 〔the house〕 which   I



そして、I=〔私が〕を主語にして、(私が)〔幼い頃に住んでいた〕という文を作ります。


  〔the house〕 which   I  lived in   in my I early days


これで完成です。                                      



ややこしい!と感じた方は、

修飾部分に〈◯◯◯が〉が含まれている時は、後置修飾の主語は 関係代名詞ではなく、関係代名詞の後ろに〈◯◯◯が〉を入れて主語とする」と覚えておくといいです!





ところで、修飾部分の in  in の繰り返しが気になる人もいると思います。



lived in の後ろには、住んでいた〈場所〉が入るので、このinは〈場所〉を示す前置詞といえます。


実は、こうした前置詞は、次のようにwhichの前に持ってくることが可能です。



→This is the house  in which  I lived   in my early days.





まとめると、次の2文をひとまとめにする時


・This is the house.(これはその家です。)

・I lived in the house in my early days.

   (私は幼い頃その家に住んでいました。)


→◯This is the house  which I lived in in my I early days.                    

                                              

→◯This is the house  in which  I lived   in my early days.                          


と、まとめ方は2つあるというわけです。


そして、この後者のタイプの関係代名詞の文は、なんと関係副詞の文でも表現することができます!

これこそが、よく文法問題で見る〈関係代名詞〉の文と〈関係副詞〉の文の書き換えです。


ということで、いよいよ本題の〈関係副詞〉について次の項目で見ていきましょう。

〈関係代名詞〉の文を〈関係副詞〉の文に書き換えながら関係副詞に慣れよう!

関係副詞の説明をする前に、まず最初に気をつけていただきたいのが、


「関係代名詞の文だったら、どんな文でも関係副詞の文に書き換えられる!」というわけではない!


ということです。


まず、先ほどの項目でご紹介した関係代名詞の文を、まず関係副詞の文に書き換えてみます。



難しくならないように、関係副詞の説明はあえてしません。

いきなり関係副詞の文をご紹介しますので、まずはそれを文法抜きで感覚的にとらえてみてください。


・This is the house  in which  I lived   in my early days.

(これは、私が幼い頃住んでいた家です。)


→関係副詞の文に書き換えると


   This is the house where  I lived  in my early days.

(これは、私が幼い頃住んでいた家です。)


これら2つの文は、英文の一部分が違うだけで、あとはほとんど同じです。そして、全く同じ和訳となっています。


2つの英文を見比べてみてください。

関係代名詞の文のin whichは、関係副詞の文のほうではwhereとなっていますよね。


このwhereが関係副詞です。


それでは、これらの文において、in whichwhereが示すものは何なのでしょうか。

それを考えるために、2つの文の元の形である2文をもう一度思い出してみてください。


・This is the house.(これはその家です。)

・I lived in the house  in my early days.

   (私は幼い頃その家に住んでいました。)


↑この2文のうち、2つ目の文の in the house は、『場所を示す代名詞』=there(そこに)に置き換えることができます。


→ I lived there   in my early days.


there(そこで)は、2つ目の文の主語+動詞 〈I lived〉が行われていた〈場所〉を示しています。

このthereが、関係代名詞の文でのin whichであり、関係副詞の文でのwhereの正体なのです!


端的に言うと、


・This is the house.(これはその家です。)

・I lived in the house  in my early days.(私は幼い頃その家に住んでいました。)  


の2文のうち、双方の重なる部分=the house〔その家 〕が、2つ目の文の方で、主語+動詞が行われている場所〈there〉になっているなら、それは関係副詞〈where〉で表すことが可能!というわけです。



完成された方の文でも、同じことを確認してみましょう。


→関係副詞の文にしたもの


   This is the house where  I lived  in my early days.

(これは、私が幼い頃住んでいた家です。)



この文の中でも、


関係副詞whereの先行詞・〔the house〕は、

where以降の修飾部分の主語+動詞が行われている場所(there)を表しています!


以上の点から、


主語+動詞が行われている場所there→→→関係副詞〈where〉


という仕組みがお分かりいただけるかと思います。


関係副詞の文を読み解くには、ぜひこの仕組みを頭に入れて置きましょう!  

関係副詞の文にはどんな種類があるの?

ようやく、本題である関係副詞の項目にたどりつきました。


関係副詞とは、先行詞(後ろから修飾される名詞部分のこと)が 主語+動詞が行われている『場所』、『時』、『理由』、『方法』を示す時に使われることばです。


そのように文法的に説明すると、またしても難しく感じられてしまうかもしれませんが、要するに、関係副詞where には仲間がいて、where, when, why, how という関係副詞があるんだよ、ということです。

・関係副詞にはwhere, when, why, how の4つの種類がある

関係副詞では、上で述べたとおり、先行詞には 主語+動詞が行われている『場所』、『時』、『理由』、『方法』を示す時に使われることばがあることから、次の4つの種類where, when, why, how があります。


この4つの関係副詞を覚えておきましょう。

☆先行詞が、主語+動詞が行われている場所→→→関係副詞〈where〉

This is the place where  I first met you.                            

(ここは私が初めてあなたに出会ったところだ。) 

☆先行詞が、主語+動詞が行われている時→→→関係副詞〈when〉

Saturday is the day when I can see you.

(土曜日は私があなたに会える日だ。)

☆先行詞が、主語+動詞が行われている理由→→→関係副詞〈why〉

The reason why  I am calling now  is  to talk with you.

(私が今電話をしているのは、あなたと話すためだ。)


※この場合、先行詞〈the reason〉か、関係副詞〈why〉のどちらか一方を省略することも可能です。

☆先行詞が、主語+動詞が行われている方法→→→関係副詞〈how〉

※関係副詞howの場合、先行詞が〈the way〉となるが、that way how とは言わず、

〈the way〉か〈how〉のどちらか一方だけを用います!


This is the way (あるいはhow) I use this machine.

(これが、私がこの機械を使う方法だ。)

・関係副詞ではない文に要注意!

関係副詞の文に関する注意点として「2つの文をひとつに合成しても、関係副詞の文にはなりそうでならない」という文例があります。


これは、2つの文を関係詞を使ってひとつにまとめる、という作業をしたとき、関係詞は「関係代名詞」になるのか、「関係副詞」になるのかがポイントなのですが、一見、関係副詞を使うのだろうなと思わせておいて、実は関係代名詞を使う!という、とてもまちがえやすい文例です。


例えば次の2文をひとつの文にまとめてみましょう。


・This is the house.(これはその家です。)

・I found  the house  in my early days.

   (私は幼い頃その家を見つけました。)


なんだか見たことのある文ですよね。


そうです。先ほど関係副詞の文となる2文として見てきたものと、一部分を除いて同じような文です。


先ほどの文と違っているのは、2つ目の文の一部分です。

日本語訳のほうに注目してご覧ください。


先ほどの分ではこうでした。

        

・I lived in the house  in my early days.

   (私は幼い頃その家住んでいました。)


今回の分ではこうです。


・I found  the house  in my early days.                         

   (私は幼い頃その家見つけました。)


その家〈に〉と その家〈を〉に注目していただけたでしょうか?


この違いを考えてみると、


その家住んでいました。→〈その家〉は主語+動詞が行われる場所    =関係副詞where


その家見つけました。→〈その家〉は主語+動詞の対象物=「目的語」   =関係副詞ではない!


となります。


先ほどの項目で                          

主語+動詞が行われている場所→→→関係副詞〈where〉


という仕組みがあったことを思い出してください。


したがって、この2文の合成は、


・This is the house.(これはその家です。)

・I found  the house  in my early days.

   (私は幼い頃その家見つけました。)


→✖️This is the house where I found in my early days. (関係副詞ではない!)


正しくは、


→◯This is the house which I found in my early days. (関係代名詞でした!)


この文例は、高校英語のテストや大学入試問題などで必ずと言っていいほど出題されるポイントです。

「関係代名詞」を使うのか、「関係副詞」を使うのか、とても微妙で分かりにくいところなので、テストを受ける人が迷ってしまいやすいからです。


この項目については、ぜひ繰り返し復習して、しっかり自分のものにしてください!

・関係副詞の非制限用法って?

関係詞を学習していると、「関係代名詞の非制限用法」とか「関係副詞の非制限用法」などといった文法用語が出てきます。


おそらく、ほとんどの人は高校の英語でこの文法について耳にした、あるいはしっかり学んだ記憶があるかと思います。


ただ、「では、非制限用法について詳しく説明してください」と問われると、うーーん、と一瞬考え込んでしまう方もいるのではないでしょうか。


そもそも、制限・非制限とは何のことでしょう。


実は、関係代名詞や関係副詞が、前にある名詞=先行詞を後ろから修飾する時、修飾することで、その先行詞の意味を「限定している」のだ、ととらえることが、「制限」です。


それに対して、「非制限」の状態にするためには、前にある名詞=先行詞を、後ろの修飾部分と切り離してしまう必要があります。


そうするためには、2つの間に[ , ]を入れて、切り離します。


the house where I lived in my early days  


という文の、the house と where を切り離してみましょう。


→ the house , where I lived in my early days  



こうして切り離しが完了しました。


この切り離しが行われたら、前にある名詞=先行詞が、後ろの修飾部分からの制限を受けないことになり、訳し方が若干変わります。


the house where I lived in my early days  

(私が幼い頃住んでい家)

    

→ the house , where I lived in my early days  

(その家だが、そこに私は幼い頃住んでいた。)



内容的には、そんなに大きな変化はないですよね!


ただ、隠れた意味合いとしては、


「私が幼い頃住んでいた家」…私が幼い頃住んでいた家が、他にもあるかもしれない可能性がある。


「その家だが、そこに私は幼い頃住んでいた。」…私が幼い頃住んでいたのは、まさにその家だ。

                                      

と、変化があるのです。


非制限用法では、前にある名詞=先行詞は、人名や場所の名前などの固有名詞、時間帯や月、季節名などでもOKとなります。


We visited Kyoto in April, when the weather was beautiful.

 (私たちは4月に京都を訪れたが、その時天候はすばらしかった。)

まとめ

今回は、少し変わった手法で、他の文法に寄り道しながら関係副詞というものについて考えてきました。


英語の文法が苦手だと思っている人にとっては、英文法というだけでもなんとなく楽しくないと感じられるのに、「関係代名詞」に「関係副詞」、「後置修飾」などと文法用語が並んだら、余計にいやな気分になってしまいますよね。


ただ、関係詞は、英語という言語表現を使うにあたっては、なくてはならない表現方法のひとつなので、ぜひマスターしたいところです。


日本語では、ある言葉に対して、その修飾部分は言葉の前に置かれるのに対し、英語では、修飾部分が文章風で長い場合は、それを後回しにするというところが、日本人にはなかなかなじみがないため、難しく感じてしまうのかもしれません。


そこを踏まえて、少しずつ関係詞、そして関係副詞まで理解できたら、英語表現がより身近に感じられるようになるはずです。

                 

文法用語の暗記で克服する、という凝り固まった方法ではなく、自分の感覚を働かせて、文法をイメージでとらえていくと、関係代名詞、そして関係副詞もきっとマスターできます。

この記事の執筆者
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