2019年01月25日更新
so thatは意外と簡単!最低限2つの使い方+発展2つ
「so thatは難しい」と思っていませんか?それは、「たくさん用法がある」というイメージのせいかもしれません。実は、so thatの用法は多くの人が考えているよりも少なく、最低限2つの使い方を覚えていればたいていはカバーできるのです。今回はそんな最低限2つの使い方と、知っていると差がつく発展の使い方2つをまとめてみました。

最低限覚えておきたいのは「程度」と「目的」!

so thatの使い方で最低限覚えておきたいのは「程度」と「目的」です。


長文などでso thatを使った文が出てきた時、たいていはこの「程度」か「目的」です。


見分け方としては、


「程度」ならso~that...とsoとthatの間に単語が入る

「目的」ならso thatと連続して出てくる


と、「soとthatの間に単語が入るかどうか」です。


ただ、この「程度」と「目的」の他にも、用例としては比較的少ないですが「様態」と「結果」という使い方があります。


この「様態」と「結果」も覚えておけば、so thatの使い方はマスターと言っても過言ではありません。


先に確認しておきたいこととして、どの使い方でもthatの直後はSV構造がくるという共通点があります。


まずは、最低限覚えておきたい「程度」と「目的」についてしっかりおさえていきましょう。

「程度」を表すso that

程度を表すso thatは、「とても~なので…」「…するくらい(非常に)~」という意味です。

 

この場合soは副詞なので、直後には形容詞・副詞を置き、「非常に~だ」という意味にします。


例えば、

 

I was so tired that I couldn’t go out yesterday. (私はとても疲れていたので、昨日外出できなかった。=私は昨日外出できないほど疲れていた。)

 

She is so intelligent that she could enter Tokyo University. (彼女はとても賢いので東京大学に入ることができた。=彼女は東京大学に入ることができるくらい賢い。)


このように使います。

 

気を付けたいこととしては、thatの後にはSV構造がくることです。

 

この使い方のso thatでは、2つのミスがよく起こります。

 

1つは、thatの後のSを抜かしてしまうというミス。

 

もう1つは、thatの後を否定文にすべきところを肯定文にしてしまうミスです。

 

例えば、I was so tired that couldn’t go out yesterday. や、 I was so tired that I can go out yesterday.といったミスです。

 

このミスが起こる原因として、この使い方のso thatはtoo~toととても似ているという特徴があります。

 

too~toは、「…するには~すぎる」転じて「~すぎて…できない」という意味で、so thatとの書き換えが可能です。

 

上の例文のうち、I was so tired that I couldn’t go out yesterday. をtoo~toを使って正しく書くと、

 

I was too tired to go out yesterday.

 

となります。

 

tooは「~すぎる」「過度に~だ」という意味で、そもそも否定的なニュアンスを含みます。

 

例えば、very cuteやso cuteという表現は聞いたことがあるけれど、too cuteという表現はあまり聞いたことがないと思います。

 

cute=可愛い、は好意的な意味の単語ですが、too cuteとしてしまうと何か悪いこと、マイナスなことのような意味合いとなるので、あまりそういった組み合わせでは使いにくいのです。

 

ところがsoには否定的なニュアンスはないため、too~toと書き換えられるso thatは、that以下が否定文でなくてはなりません。

強調したい場合は倒置になる!

「とても~」の部分を強調するために、soを文頭に出すこともあります。


訳としては同じですが、形が

 

So tired was I that I couldn’t go out yesterday.


のように、so~の後のSV関係は倒置になるということがあります。

soではなくsuchを使う場合もある

今まで挙げた例文はsoの直後に形容詞がきていましたが、soの代わりにsuchを使う場合があります。


その場合、意味としては同じですが、suchの直後は形容詞ではなく名詞を置きます。

 

The movie was so boring that we couldn’t help fall asleep. (その映画はとても退屈だったので、私達は眠気に耐えられなかった。)

 

この文のsoをsuchに変えると、

 

It was such a boring movie that we couldn’t help fall asleep.


となります。


意味としても、「それはとても退屈な映画だったので、私達は眠気に耐えられなかった。」と、soを使った場合とは主語が少し違います。


元の文の主語はThe movieで、それがso boringという説明でしたが、


suchを使うとsuch a boring movieと、「つまらない映画」と一言で表す必要があります。


Such a boring movie that~のようにsuchを主語に置くことはできないため、このような場合は主語にItを使うことがよくあります。

「目的」を表すso that

目的を表すso thatは、「~するために」「~するように」という意味です。


この使い方では、「程度」と違ってsoとthatの間には単語が入らず、連続して出てきます。

 

例えば、


Lock the door so that no one can get in. (誰も入れないように、ドアに鍵をかけなさい。)


のように使います。


この「目的」のso thatですが、くだけた文体でよく使われるものです。


口語ではthatが省略され、 Lock the door so no one can get in. のように話されることもあります。


soには等位接続詞として「~なので」という意味がありますが、この場合


soの前:「ドアに鍵をかけなさい」

soの後:「誰も入れない」


で、soを「なので」とした場合


「ドアに鍵をかけなさい。なので、誰も入れない」という不自然な文になってしまいます。


よって、これはso thatのthatが省略されている形ということになります。


こちらは口語表現なので、会話文などでsoが等位接続詞のように出てきた場合は「なので」と訳して意味が通るかどうかに注意して読む必要があります。



また、「目的」のso thatはin order thatとほぼ同じ意味を表します。


ただ、in order thatはやや改まった文語的表現で使われます。


I'll give you a key so that you can get in any time. (君がいつでも入れるように鍵をあげよう)


のように使います。


in order thatはin order toと形がよく似ていますが、


in order thatは直後にSV構造

in order toは直後に動詞の原形


というだけで、意味は同じです。


ここまでが、so thatで最低限覚えておきたい「程度」と「目的」の使い方でした。


ここからは、発展として「様態」「結果」について見ていきましょう。




「様態」を表すso that

「様態」という言葉を聞いたことがある、目にしたことがある人は多くないと思います。


一見難しそうに見えますが、これは「~するように」という意味を表すものです。


そして、この「様態」には、so+過去分詞+thatという形をとるという特徴があります。


例えば、


This book is so written that we can read it easily.


のようになります。


「様態」のso thatでは、thatの前で一度文が切れ、「そう~されている」という意味を表すようなイメージです。


上記の例文でいうと、This book is so writtenで一度「この本はそう書かれている」と解釈します。


そして、that以降で「どのようになのか」を表します。


よって、この文は「この本はそう書かれている」「私達が簡単に読めるように」の組み合わせということになり、


訳としては「この本は私達が簡単に読めるように書かれている」となります。


「様態」は「目的」と似ているように思われますが、


「この本は私達が簡単に読むことができるために書かれている」と訳すのは不自然ですね。


あくまで「様態」と「目的」は別物です。


ただ「様態」という言葉を覚えておく必要はないので、


so thatを使った文で、soの直後に過去分詞がきていたら「~するように」と訳す、と覚えておきましょう。

「結果」を表すso that

「結果」を表すso thatは「~して、その結果...」という意味を表します。


この場合のso thatは、間に単語が入らず、連続して出てきます。


この「結果」の使い方の特徴として、soの直前にコンマを置くということがあります。


I studied hard, so that I passed the exam.


コンマがあるので、コンマ前で一度文は完結したものと考えます。


そうすると、コンマの前は「私は一所懸命に勉強した」、


コンマの後は「so that 私は試験に合格した」です。


「試験に合格する」ことは「一所懸命に勉強した」ことの結果なので、


「私は一所懸命に勉強して、その結果試験に合格した」


あるいは


「私は一所懸命に勉強したので、試験に合格した」


と訳すことができます。


こちらはsoとthatが連続して出てくるため、最も「目的」と勘違いしやすいところですが、


「目的」はコンマがないため、あくまでもso that以降は副詞節として考えます。


対して、「結果」はコンマがあるため、2文を接続しているイメージです。


「私は試験に合格するために一所懸命に勉強した」と訳しても不自然ではないため、混同が起きやすいのです。



そしてこの「結果」ですが、またしてもthatが省略されることがあります。


上記の例文でいくと、


I studied hard, so I passed the exam.


としても意味は同じです。


このthatを省略した形ですが、まさに等位接続詞のsoの使い方そのものです。


実は、そもそも等位接続詞のsoはこの「結果」のso thatから発生したものなのです。


つまり、


「結果」のso that=等位接続詞so


と考えれば簡単に理解できます。

so thatの使い方要点まとめ

「程度」のso that

 ・so 形容詞 that~の形

 ・too~to...と書き換え可能、その場合that以降は否定文

 ・soの代わりにsuchを使うと直後は名詞


「目的」のso that

 ・soとthatは連続して出てくる

 ・thatが省略されることがある

 ・同意の in order that は改まった文語表現


「様態」のso that

 ・「~するように」という意味

 ・soの直後は過去分詞


「結果」のso that

 ・soとthatは連続して出てくる

 ・soの直前にコンマ

 ・等位接続詞soと同じ

この記事の執筆者
元家庭教師、塾講師。なるべく難しい言葉を使わず、無駄を省いたシンプルな解説で初学者や不得意な人にも優しい記事を目指しています。
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